rbenvを使ってrubyのインストール
先日、Vagrantをインストールして、Windows8.1上に作ったサーバ、CentOSにrubyを入れてみることにしました。
入れたはいいけど、イケてないバージョンだったってことがあるかもしれないので、今回はrubyのバージョン管理、複数のrubyをインストールして、切り替えが可能な「rbenv」ってのをインストールしてみました。
開発用ライブラリのインストール
環境によっては元から入ってるかもしれませんけど、ないとコンパイルとかができなくてエラーが発生します。
yum install -y gcc gcc-c++ make openssl-devel
gitのインストール
バージョンは古いけど、元から入ってたので僕はスルー、入ってなければ入れる。
sudo yum -y install git
rbenvのインストール
githubから取ってきたらいいみたいですね。
ホームディレクトリに.rbenvディレクトリとしてクローンしました。
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
ruby-buildのインストール
rbenvというのはそれ単体では機能せず、Pluginによっていろんなコマンドが使えるようになる(という解釈でいいのかな?)って事で「ruby-build」なるプラグインをインストールします。これを入れないと、installってコマンドすら使えないみたいです。
.rbenvディレクトリにpluginと言うディレクトリを作りました。その上でgit clone
cloneできたら、そのディレクトリへ移動、root、スーパーユーザーで「install.sh」を実行します。
mkdir -p ~/.rbenv/plugins git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build cd ~/.rbenv/plugins/ruby-build sudo ./install.sh
PATHの設定
さて、早速使ってみるか!と思って、
rbenv --version
でインストールされたかチェックします。
すると、
「’rbenv’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません」
あれれ?
そうかWindowsで言うところの、環境変数、PATHが通っていないのですね。
って事で.bash_profileにパスを追加します。
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile source ~/.bash_profile
で再度、
rbenv --version rbenv 0.4.0-129-g7e0e85b
こんどはちゃんとバージョンが表示されました!
rubyのインストール
インストールできるrubyのバージョンリストの表示
rbenv install -l
ズラズラ~とたくさんのバージョンがインストールされます。
今回はこの中から、最新バージョンの2.2.0をインストールしてみます。
rbenv install 2.2.0
あらら?最後の方でエラーが出てインストールできなかったみたい・・・。
make[3]: Leaving directory `/tmp/ruby-build.20150209104011.25450/ruby-2.2.0/ext/fiddle/libffi-3.2.1'
うーん、なんだかこのlibffiってのが問題ありのようですね。
ググってみると、このlibffiのdevelをインストールしてくれって事のようです。
sudo yum install -y libffi-devel
完了。もう一度、2.2.0をインストールしてみます。
rbenv install 2.2.0 Installing ruby-2.2.0... Installed ruby-2.2.0 to /home/vagrant/.rbenv/versions/2.2.0
今度は無事にインストールされたようです。
rbenv rehash
rehashしないと、複数インストールしてあった場合、前のバージョンのコマンド郡を読み込んでしまうようです。
コマンド群の再配置ってことですかね。
rbenv versions
versionsでインストール済みのバージョンリストが表示されるので、
rbenv global 2.2.0
globalで使いたいrubyに切り替えると。
rubyのコマンドでバーションを確認してみます。
ruby -v ruby 2.2.0p0 (2014-12-25 revision 49005) [x86_64-linux]
おうぅ、無事にインストールされていました!
ad
ad
関連記事
-
Windows8.1にVagrantで開発環境構築
Windowsで、LinuxやUnix環境に合わせて開発しようとすると、どうして …
-
Vim Windows8.1にインストールしてみた
さて、今日はプログラミングネタです。 プログラマーは「エディタ」と呼ばれる、ひた …
-
VagrantでApache、PHP、MySQLのインストール
さて、Vagrantネタが続いてますが、 今回はPHPのテスト環境を作ってみます …
-
Vagrantでローカルとファイル共有するには
WindowsやMacで編集したファイルを、Vagrantの環境と共有したい場合 …